定例会報告
■四月定例会の報告 (文責:土肥 英生) |
日 時:平成13年4月28日(土)14:00〜17:00 場 所:小金井第一小学校体育館上会議室 参加者:11名 口 上: ・四月の定例会では、『昼間の人の居る小金井』 を作るためというテーマで、まず、3名の市議に 話題提供をお願いし、その後、具体の市民参加、 のあり方について色々と議論しました。 ・重要なキーワードもいくつかでました。それら をいくつか、紹介します。 話しの内容: ■3名の市議からの問題提起 ◎塀を半公共的空間として意識 ・塀にポスターを貼らせて下さいと頼むと、以外にOKする人が多か った。塀を半公共的空間として意識している所があるのではないか。 ◎小金井は安全・安心な街 ・夜に家庭訪問した時に、ドアを開けてくれる家庭が多かった。小金 井の住環境が安全・安心であるという暗黙の了解があるのと感じた。 ◎高齢者を支える地域づくりが課題 ・やはり、独り暮らしの高齢者が増えていることを実感している。高 齢者の独り暮らしには、広い一戸建て住まいから、借家で生活苦の 方まで幅広い。地域から孤立している人も居る。高齢者を支える地 域づくりが課題に。 ◎主婦やリタイア層の働く場を ・主婦や、リタイア層では、市内で働ける場が欲しいという声がかな り聞かれた。前向きな地域ベースの取組みも必要に。 ◎子供のコミュニケーションのチャンネルが狭い ・専業主婦ではあっても、昼間家族が居ないケースが、子供の孤立化 が進んでるのでは。子供がコミュニケーションのチャンネルが持ち 難い状況は今後大きな問題になるのではと恐れている。 ◎子供の遊ぶ場所が減っている。 ・今回、市議2期目となったが、市議になる前は保母をしていた。そ の時と比べて、子供の遊ぶ場所が少なくなっていると実感した。植 木農家などから借りて児童公園としていた場所が次々と、なくって いる。その結果、残っている公園には子供達がいものこを濯うよう に集まっている。 ◎農地が喪失することの良い点と悪い点 ・農地も減って来ている。農地が宅地化されることによって、緑地が 減るのは問題だが、一方で最近の住宅開発は、生け垣を設けたり、 緑地を囲い込むのではなく、街に開いた形で設ける所も多くなって いる。宅地化で緑地が減ることは問題だが、必ずしも悪い面だけで はない。 ◎小金井に良さは田舎らしさ? ・小金井に良さは田舎らしさという人が結構いる。 ◎変わらないための努力にも注目を ・小金井は良くならないと、諦めの意見も多いが、変わらないために 努力している部分もある。その当りが伝わっていないではないか。 例えば、国分寺崖線沿いの緑地は東京都に大変な働きかけをして、 土地の買収をお願いしてようやく残っているという現実がある。変 わらないことへの努力を見ることも重要。 ◎地域によって全然問題が違う ・東町の出身で、今回の市議選で小金井市全体を廻って、地域によっ て実情が大きく違うことに気がついた。東町では、古くからの住宅 地での高齢化が大きな問題になっているが、中町、本町では、まっ たく逆で、最近立地したマンションのために、小さな子供教育環境 (例えば、保育所不足など)が問題となっている。 ・一方、前原町では公益施設を作る時はいつも最後と、見捨てられた 街と自嘲する声が結構あった。 ◎駅前にシンボル的なものを? ・生活苦の高齢者を尋ねた時、福祉の問題が語られると思ったら、小 金井に活気が欲しい、駅前にシンボル的なものが欲しいと言われて 驚いた。 ◎子供が家庭以外で居られる場所が不足 ・児童館はあるものの、対象とする年齢層が限られており、子供が家 庭以外で居られる場所がない。 ■議論 ◎3者に共通の部分としては、地域に密着した行政・生活サービスの ニーズがあり、その必要性も高い。具体的には、子供の居場所を作 る、高齢者が孤立しないようにつながることのできる環境づくりを 行うなどであり、実現化に向けての取組みを考えることが必要。 →実際に、前原町では、若い保母さんが中心となって、場所づくりか ら、子供の居場所づくりを始めようとしている。 ◎議員は市民からの陳情に対応するが大きな仕事であり、どぶ板的に 短期的な問題に集中するため、長期的展望を持ち難い。 →市民参加が進む中で、議員に求められること政策研究・提言ではな いか。(各々の議員が得意分野を持ち、各々に議論する) →国会議員と違って、市議にそこまで要求するのは酷ではないか。 ◎行政は議員となると構えることが多い。却って、議員になると、タ イムリーな情報入手が難しくなることも。 →一部議員は、行政情報を悪用し、特定業者への梃入れを行うよう、 行政に圧力をかけたりするケースもあり、道路行政などは、このよ うな圧力と戦うことも仕事となっている。 ◎市民参加条例の委員会ができ、今年度、本格的に制度化に向けての 検討を進めることとなった。 →市民参加をこれまでのように審議会に公募委員を2名入れて事足れ りとすることがないようにする必要がある。情報公開条例と併せて どのような市民参加方式があれば機能するのかを検討する必要があ る。 ◎市民、NPO、大学の交流の場として、コミュニティ・カフェを作 ってみたい。 →コミュニティ・カフェのアイディアは魅力的で、できれば実現した い。ただ、企画内容が詰まっていないので、ここに出資してまでと なると踏ん切りがつかない。 →コミュニティ・カフェを作るという提案には、二つの要素がある。 一つは、サロン的な要素、もう一つは、カフェとして人を呼び込む 要素である。 →前者については、例えば、空いている行政施設を借りるということ も考えられる。後者の人を呼び込むカフェとして要素については、 水廻りの整備など、コストがかかり過ぎるのでは。 →提案の内容を実現する鍵は、コミュニティ・カフェの維持・管理を どうするかであり、その部分の詰めを行う必要がある。 →維持・管理については、市内のNPO法人などと協同でスペースを 借り、時間割りをして管理するということも考えられる。 →これまでの集会施設のように、単に人の集まる場を作るというので は十分でない。やはり、そこに人が来たくなるソフトが不可欠。 →吉祥寺では、何ということはない路地で、若者達によるたまり場づ くりが進み、人通りができている。人を呼び込むための仕掛けづく りも重要。 →例えば、生け垣広場というのも大きな問題。生け垣広場を使うのは 小学生が時々と、高校生がたむろする位で、本来、駅の直近にあっ て、もっと幅広い年代に使われる空間として活用されるべき。そこ にコミュニティ・カフェにような場があれば良い。 |
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