定例会ご案内と報告





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12月定例会報告                                                (土肥英生)

12月定例会では、大きく、

1.都市計画マスタープランで検討されているまちづくりの方向について、(特に、南口を中心 とする武蔵小金井駅周辺地域の整備の方向について)の検討
2.今回、助成金に応募したコミュニティカフェプロジェクトにもつながる話しとして、中村研一美術館の寄付の問題も視野に入れ検討という二つの検討議題がありました。

しかし、結果的には、主に、前者についての検討を行うことになりました。議論は主に、都市計画マスタープランの今後についてを巡っての議論になりました。

1.都市計画マスタープラン素案の内容について
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(意見)
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○都市計画マスタープラン素案にこれまでの議論を十分に反映されていない。
○前回、前々回と出された意見に十分に対応していないが、その部分のチェックが不足していた。
○個々の意見は取り入れられいるものの、肝心の部分、特に駅周辺整備の部分については、後で行政から挿入されたものが多く、内容として十分に検討されていない。

(まち会として対応方向)
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■各懇談会の記録を小金井市から貰い、懇談会の議論のどの部分がどこに反映され、どこに反映されていないかをチェックする。資料の入手を行い、12/22 11:00より、会報の作成、発表作業を行うので、そこで資料を持ち寄り、個々に検討した上で、1/12 定例会で検討を行う。これを市に伝え、次回の都市マス懇談会で回答を貰う。


2.都市計画マスタープラン懇談会の進め方についての反省
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(意見)
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○当初から、懇談会での意見が誰の責任において取りまとめられるか、十分な検討がされていない。この部分について、懇談会の冒頭で明確に取り決めを行うべきであった。
○各懇談会毎に、前回の指摘事項の確認と対応の方向について確認をしておくべきであった。

(まち会として対応方向)
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■まちづくり条例を作るということになっており、そこへの繋ぎをどうするか、また、まちづくり条例の進め方も都市マスの反省も踏まえた、進め方について検討・提案をしていく必要あり。そこで、都市マス策定委員長とも議論をする場を設けることを働きかける。(来年、1月の早い段階で)


3.武蔵小金井駅周辺地域の現状について
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(意見)
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○再開発については、JRがビルを購入する予定となっている部分がかなり、流動的な状況であり、かつ、イトーヨーカ堂をあてにしていた大規模店舗の立地も必ずしも確実ではないことから、再開発の実現は困難ではないか。

○第ニ地区については、元々本音では行政サイドに進めるつもりはなく、市庁舎については、現在のリース庁舎を継続して活用するつもりではないか。

○行政は大口地権者の意向に配慮する余り、身動きがとれなくなっているようだ。

(まち会として対応方向)
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■再開発そのものの是非よりも、武蔵小金井駅周辺地域のまちの将来像を検討することによって、再開発が頓挫した時の代替案を作ることも可能になる。小金井・まちづくり会として、武蔵小金井駅周辺地域のまちづくりについて、その基本的な理念や形成の考え方を提言することも必要。


4.武蔵小金井駅周辺地域の将来像について
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4-1.まちづくりの方向性について
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(意見)
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○広義の再開発には反対ではないが、現在の再開発の計画には反対である。高層集合住宅はそもそも、小金井にはあわない。
○再開発は必要である。その場合の有力な施設はSOHO(スモールオフィス、ホームオフィス)である。このような施設へのニーズは潜在的に大きい。
○SOHOは、安価な家賃で場所をレンタルすることになり、公共・公益施設を整備することになる。そのような高価な施設を駅前に作る必要があるのか。
○むしろ、高齢化社会の中で徒歩圏で行ける生活圏内にSOHO的な機能を持ち、働くことのできる場を持つことが重要。
○SOHOが機能するには、そこに、起業をコーディネイトする人材や資金支援の仕組み、経営支援ソフトなど必要で、そのようなノウハウのある所を求め、様々な起業家や企業家の卵が入居する。小金井には、そもそもそのようなソフトの仕組みがない。そのような基盤のない所でSOHOを行うと必ず失敗する。もっと、手の届くスモールスケールから始めて何が可能かを考える必要がある。
○駅周辺の基盤整備は必要で、これに伴なう周辺の街区の立ち上げ行う必要がある。その一つとして再開発手法がある。現行の再開発の計画は、中長期的に見て問題が生じる恐れがある。高層集合住宅は、できた時は良いがメンテなども問題を考えると、中長期的にアメリカやイギリスのように、スラム化する可能性を持つ。また、大規模商業施設も、経済状況によっていつでも撤退の可能性がある。
住宅を基本にそこに、生活サービス。公益施設、地域型商業施設、専門店なでを配するという考え方を基本に、空間やまちづくりソフトでコミュニティ形成などの面で、小金井らしさを作る工夫が必要。

4-2.まちづくりの進め方について
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(意見)
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○小金井市民の意見・英知を結集して、再開発のコンセプトを行政がまとめるのではなく、都市公団にコンセプトまでをまるなげしている所は、行政として大きな問題。
○小金井駅周辺整備、東小金井駅周辺整備について、オフィシャルに議論する場を設ける必要がある。
○再開発によるコストと、個別の施設整備のコストを積み上げて比較すると、個別施設整備をするコストの方が小さいのでは。再開発のメリットが見えない。
○駅舎、市民ホール、といったように、個別に検討が進められ、全体としてどの
ような街にして行きたいかのかが見えない。そのため、再開発を行っても街の活性化に十分な効果を生むことが困難な状況。中心市街地活性化基本計画のスキームを活用し、都市整備部署に所管させて、トータルなビジョンを作ることを考えては。
○小金井駅周辺整備について、行政サイドでも総合的に検討するための体制を作る(タスクフォース)を作ることが必要。

4-3.交通基盤・環境について
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(意見)
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○南口駅前広場は作らずに、北口駅前広場にバスのターミナル機能を集約することは考えられないか。
○駅前広場を都市計画として止めることは考えられない。従って、現在の都市計画決定された駅広を前提に考えるべき。
○駅舎の形態を検討するためにも、武蔵小金井駅周辺地域で主にどこを歩行者が歩くのか、また、自転車、公共交通(バス、コミュニティバス)どこに走らせるのかを検討することが必要ではないか。
○駅舎のデザインについては、グリーンネックレスの方で小金井市に話しに行ったが、コンペの予算が2万円?ということで、次のステップに向け、グリーンネックレスで共同して駅舎デザインの検討を進めていかないかと提案をした。


(まち会として対応方向)
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■武蔵小金井駅周辺整備や、東小金井駅周辺整備について、市民の参加を得て幅広く、議論・検討する場を作るよう、行政に働きかける。(どのようなシナリオで、協議組織を設けるかは要検討)



5.その他
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・以下は、その後の飲み会で出た意見なども含めて、整理します。

■まち会ホ−ムページについて
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○まち会のメンバーにホームページ更新の意欲が薄い。情報のアップデートやリンクを進めていくことが必要で、情報の更新などを行うようになってグリーンネックレスでも最近、10〜20回/日のヒットになっている。
○たまたま、ホームページを覗いた人にも読めるように掲示版を公表してはどうか。


■中村研一美術館について
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○元々、裏手の緑地を小金井市が購入する際に、中村研一美術館の寄付を受ける約束になっていた。この時には、土地の購入について議会で厳しい追求を受けた。その経緯から、行政は寄付を受けることに後ろ向きになっているよう。
○市長としては、維持・管理コストも考え、都が寄付を受けて欲しいと考えている。
○小金井の芸術・文化活動を行う、市民活動グループから、中村研一美術館の運営・管理を行いたいという陳情が出されている。
○また、まち会のメンバーに、芸術・文化活動のネットワークを持つ人が居て、そのネットワークのコーディネイト等を受けて、美術館の企画、イベント、関連グッズなどの販売を行い、運営の採算性をとることを目指すことも考えても良いのではないか。

■自転車の社会実験について
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○小金井駅前では自転車の管理が大きな問題となっている。坂上、坂下を移動しやすくするためにも、電動自転車なども活用した、フリーサイクルシステムの社会実験を行うことを考えてはどうか。
道路局の支援する社会実験で比較的に手軽にできるものがある。この制度の活用を考えては。

http://www.mlit.go.jp/road/demopro/index.htm


 2001年 4月定例会報告












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