3月定例会の報告 (土肥英生) |
3/9 定例会の議論の内容について
・3/9の定例会では、前半に
コミュニティカフェプロジェクトを考えた経緯、CS神戸について
スライドを交えた紹介、『マチコロジ−』というキーワードを軸に
カフェスローを紹介、コミュニティレストランの研修で国分寺の
「でめてる」に行った時の話しを紹介し、コミュニティカフェの考
えに近い取組みにどのようなものがあるかを紹介しました。
・後半は、宮崎さんから紹介頂いた東小金井駅北口のまちづくりにつ
いての話題の紹介とディスカッションを行った後に、
コミュニティカフェプロジェクトについて、議論を行いました。
・議論は白熱し、予定の5時を過ぎて、開場が確保されている6時ぎり
ぎりまで、議論を行いました。
・ここでは、事例について、個人的に印象に残ったことを紹介した上で、
その後の、議論の主たるテーマとなった、以下の二点について
議論を紹介したいと思います。
■今後のコミュニティカフェプロジェクトの進め方
■東小金井駅周辺のまちづくりへのまち会の係り方
1.事例(CS神戸を中心として)について
■東灘区魚崎財産区所有の「魚崎わかばサロン」について
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・財産区とは、地方自治法によって法人格を認めた特別地方公共団体のことで
所有する財産の管理等ができる仕組みです。
・その財産区の所有するスペースを、入札でNPOが管理することになったと
いう話しを、杉本さんはされていました。
・一種のコモンスペースを、NPOが管理する、理想的な形態のような感じを
持ちました。実際は、そのスペースは、特別養護老人ホームのサロンのよう
な感じで、一般の人が気軽に入れるような感じではなかったとのことでした
が、財産区的な仕組みがあると、街なかでコミュニティの参加する、様々な
取組みが可能になるのでは、思わされられました。
2.今後のコミュニティカフェプロジェクトの進め方
■コミュニティカフェに求めるもの
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(意 見)
・コミュニティカフェを進める上でのテーマが重要。
『まちコロジー』は、コミュニケーションを介して、まちへの関心、愛着を
育もうという考え方で、そのような考え方をベースとして、展開方向を考え
ることも必要である。
・『たまり場』となるスペースが欲しい。コミュニティレンストランの研修で
は、そのような考えは甘いという、感じの指摘を受けたが、そうであっても
何とか様々な悩みを持った人が集まれる『たまり場』を作りたい
・杉並区の公園づくりを進めた人たちの、相談の場だったのが、飲み屋で、そ
こで相談しながら、区の交渉を進めて、市民の管理する公園づくりを実現さ
せた。そんな、やわらかな、繋がりの場を作りたい。(例えば、イギリスの
パブのような)
・単なる、レストランでは面白くないし、やる意味もない。やはり、そこに、
社会的な意味を見つけていくことが必要。
・食を提供するのなら、値段と質とサービスが見合ったものでないと、いけな
い。その意味で、カフェスローは、問題があるのではと感じた。
(感 想)
→核となるコンセプトを作ることが、重要で、その意味で『まちコロジー』と
いうキーワードは大変、面白いなと感じました。
また、コミュニケーションということに加えて、一種のバザール性みたいな
ものも大切で、例えば、食事なども、常に一人のシェフが作るのではなく、
バザールカフェにように、日替わり、或いは週替わりというやり方もある、
そんな、常にことがテンポラリーに動いていく場を作れると良いのではない
かと思いました。
■どこから、どう手をつけるか
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(意 見)
・コミュニティカフェを作るには、資金、人材、ノウハウが必要で、今の時点
で直に始めるのはハードルが高すぎる。
・まず、どんなコミュニティカフェを作りたいのか、実際に見て歩くというと
ころから始めるのも一案。
・どんなコミュニティカフェが良いかと、議論していても、結局は堂々巡りに
なるので、具体の場所探しから始めても良いかも。
・ヤドカリズムの人たちと、ジョイントで、実験的にコミュニティカフェをや
ってみてはどうか。
・まち会がコミュニティカフェを実行するのか。まち会はむしろ、まちづくり
に関係する様々な意見や悩みを持ち寄って話し合う場で、そこから、色々な
活動を育てる場ではないか。
・まち会自体が、コミュニティカフェを行うのではなく、まち会の有志が組織
を作って、具体のアクションを興すという方向で良いと思う。
(感 想)
→3/9の定例会の後に、ヤドカリズムのヤシマさん、フジイさんと八番テーブル
(コミュニティレストラン的な場)でまち会のメンバーとお見合い兼、飲み
会を開きました。
やりたいことを仕事にする、という、一本線の通った方達で、気持ちの良い
飲み会でした。そこで、できれば、5月は、季節も良いし、ヤドカリズムとま
ち会のジョイント会:コミュニティカフェをやってみる会 にしてみるのも、
一案ではないか、と感じています。
併せて、商工会にも働きかけて、実際に、街なかでスペースを一時借りて、
イベント的にやってみるのも面白いのではないでしょうか。
3.東小金井駅周辺のまちづくりへのまち会の係り方
■宮崎さんからの意見について(以下は、[koganei:00289]の加筆修正版です)
3/9は、東小金井駅北口区画整理事業に参加されている宮崎さんが来られて、
今の東小金井駅北口区画整理の検討状況を話しました。
宮崎さんが話されたことは、概ね以下のような内容でした。
○誓願駅である、東小金井駅は、元々地元の篤志で作られたものである。
○区画整理に反対する権利者を除外するため、区画整理区域が27haから11.8ha
に縮小された結果、区画整理が高減歩になり、権利者が苦しんでいる。
○しかし、(1995年都市計画決定、1997年事業計画決定)という流れの中で、
権利者としては、事業を前提にした条件協議に踏み込まざるを得なかった。
○区画整理の高減歩を解消するための、道路幅員の見直しと、駅広の規模、位
置の見直しを検討している。
○小金井公園駅として、(公園小金井駅でも良い)小金井公園、武蔵野公園、
野川公園と結ぶまちづくりを基本的な理念として考えている。
○駅南北の一体的な街づくりを進めるため、南北の駅広を一体化したい
→→減歩緩和にもなる
○協議会が4月から発足し、本格的な検討が始まる予定。
○駅広の問題は、駅舎デザインとも密接な関係があり、地権者の側で検討され
ていることにも配慮をお願いしたい。
(意 見)
・単に減歩を緩和するためと言っても、周辺の人から見れば、広い道である方
が良いし、減歩を計画変更の理由のベースに置かれると説得力に欠ける
・行政の応分の負担があれば、減歩緩和も可能だが、南口再開発も抱える小金
井市には、そのような余裕もない。むしろ、周辺の人にメリットのある、通
りの土地まで、権利者が整備コストを負担するのは理不尽。
・大きな街づくりという観点から、交通体系や駅前広場のあり方を見直すこと
が必要ではないか。
(結 論)
・協議会が五月頃までには発足する見通しなので、それまでに纏められた成果も
含め、6月の定例会では、『東小金井駅周辺のまちづくりを考える』と題して、
まち会の定例会で議題としてとらえ、東小金井駅南口商店街の方にも参加して
頂き、検討を行うこととしたい。
(以 上)
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(御参考:3/9の進行)
コミュニティスペース・コミュニティビジネス・コミュニティカフェを考える
〜コミュニティカフェの具体化を目指して〜
Menu
1.始めに
〜今日のワークショップの内容と進め方について〜
2.自己紹介
〜どんなことをしてみたいかなども交えて〜
3.事例紹介
〜こんなことが行われている〜
・CS神戸
・カフェスロー
・コミュニティレストラン でめてる
→ここで、
東小金井駅周辺整備について議論をしました
4.グリーンネックレスからの提案
〜中央線高架化に関連した提案〜
5.小金井でのコミュニティカフェの可能性を考える
〜アラカルト〜
・どんな場所にしたいか
・どんな活動をしたいか
・誰がやるのか
6.これからの進め方
〜食事はこれから〜
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小金井・まちづくりの会 3月定例会のお知らせ (土肥英生) |
コミュニティカフェ検討会 & 駅舎デザイン検討会
すこしづつ寒さも弱くなり、春の足音が聞こえつつあるこの頃、
皆さん、いかがお過ごしですか?
さて、三月の定例会では、NPO認証申請中のグリーンネックレスと共催し
連続的に検討会を開催する予定です。
第1日(3/9)は、コミュニティスペース・コミュニティビジネス・コミュニティカフェと題して、
小金井でのコミュニティビジネスの進め方と可能性をどう具体化するかを検討します。
具体の題材として、CS神戸の取り組みや、国分寺のコミュニティレストラン「でめてる」や、
小金井でコミュニティビジネスを始めている方々の試みなどを紹介しながら、
様々なコミュニティの取り組みを結ぶ『コミュニティカフェ』を作る方策を検討したい
と考えています。
第2日(3/10)は、2月の定例会に引続き「小金井市新駅舎デザインフォーラム
(小金井の駅について語ろう)」と 題した検討会を行います。
中央線高架化事業に伴う武蔵小金井・東小金井駅舎の改築にあたり、
市民 が望む 駅のあり方について専門家を招いてディスカッションを行います。
他市の取り組み、 小金井市の駅舎デザインのアイディア募集作品を参考 に
「21世紀の小金井の駅のあり方」について語りあいませんか?
是非、ふるって御参加下さい。
ΥΥ コミュニティカフェ検討会
日時:3月9日(土)14:00〜17:00
場所:小金井市福祉会館4階視聴覚室
ΥΥ 駅舎デザイン検討会
日時:3月10日(日)14:00〜17:00
場所:小金井市福祉会館3階学習室A・B
連絡先:土肥 妙子
TEL:042-384-5905
FAX:042-304-2422
E-mail :globist.t@tokyo.email.ne.jp
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