小金井・まちづくり会 9月定例会報告 (土肥英生) |
日時:平成14年9月16日(月)13:30〜17:00
場所:小金井第一小学校会議室
・9月定例会は、8名が出席し、活発な議論が行われました。
・以下、取り上げたトピックに応じて、議論の要点を紹介します。
■公園小金井まちづくり構想について
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・土肥さんより8月のワーク結果のまとめの報告を受けた後(まちの
顔 駅周辺のまちづくり 東小金井駅から)、東小金井駅近くの
農家へこの構想についてヒアリングを行った結果を報告し、その
結果を交えて、今後の進め方などについて議論を行った。
(質議)
・もっと、東京農工大学、法政大学の学生など、様々な人へのヒアリ
ングを行うべきである。
・『くわのある駅』という意見が突飛な意見ではない。むしろ、これ
からのまちづくりを考える上でヒントになる言葉である。
・現在の区画整理の計画は、時代遅れである。土地の高度利用などは
人口減少時代に入ることを考えると、陳腐な発想。
・内容の充実化を図り、最終的に、東部地域のまちづくり協議の場を
たちあげていくべきではないか。
・提案に、歴史的な視点を付け加えるべきではないか。例えば、この
地域は、東都知事の時代に、グリーンベルトに指定されそうになっ
た歴史がある。元々、多摩地域の中でも、緑のある地域としての性
格の強い地域。この地域性を大切にする必要がある。
■駅舎デザインについて
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・梅澤さんより、やさしい駅のためのデザインノートについて、説明
があり、これを受けて、質議応答と、駅舎デザイン会議の検討状況
について、小谷さんから報告があった。
(質議)
・駅舎デザインで、最低限これを守るというコード・基準を明らかに
していくことは重要。
・前回の駅舎デザイン会議では、JR案に意見を言うだけで終わるのか、
それとも、対案を市民側で作成していくのか、明確でなかった。
・東小金井駅側では、法政大学の神谷先生、永瀬先生を中心とするグ
ループが、前回の駅舎デザイン会議の検討を踏まえ、検討を進めて
いる。
・一方、武蔵小金井駅側では、地元の建築家を中心とするグループと
東京学芸大学の鉄矢先生を中心とするグループが対案の作成に入り
つつあり、結果的に、市民側が対案を作成するという流れになった。
・小谷さんが、駅舎デザイン会議のメーリングリストを立ち上げたの
で、駅舎デザイン検討については、そのメーリングリストで情報の
交換を行う。(メーリングリストに、駅舎デザインに関心がある人
も参加できるように、調整を図る。)
メーリングリスト参加要請は、trkotani@mars.dti.ne.jp宛。
・前回の駅舎デザイン会議が、進行がぎくしゃくして、うまくいかな
った。次回に向けては、会議運営の段取りを詰めていくことが必要。
・小田急電鉄の駅舎デザインに関与したことがあるが、鉄道事業者は
新しい工夫に対しては本当に後向きである。例えば、駅舎の緑化の
工夫を提案したが、プランターを置くスペースが確保できるだけに
留まるなど、実際の設計では、設計変更と言っても中々、実現は厳
しいものがある。
・駅舎デザインとして、バリアフリー、ユニバーサルデザインなど、
最低限守るべき事項をチェックリストとして整理し、これをJRに
要請していくことも必要。
■まちづくり条例について
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・藤村さんより、前回のまちづくり市民会議の議論を踏まえ、市とま
ちづくり市民会議との覚書を結ぶ前に、まちづくり市民会議の運営
の方向を明らかにするという観点から、会則案の説明がされた。
(質議)
・会則は、なるべきシンプルな方が良い。
・会則で、組織の形態などについては、細かく規定しない方が良いの
ではないか。
・まちづくり市民会議が、市が主催するのか、市民が主催するのかが
明確でない。
・市の考えでは、2月に一回は、市が主催の会議、その合間は、市民
が主催するというスタンス。
・都市計画MPの反省を踏まえると、市民会議は、市民が主催し、ど
のような検討を行うかも、市民が主体的に判断していくことが必要
ではないか。
・市民が条例の案を作るまで、責任を持つというスタンスがないと、
結局、都市計画MPと同じ結果になる。
・その場合、委員会と市民会議の関係をどうするかも重要なポイント。
委員会を条例について実質的な議論ができる場にしていくためにも
市民会議の代表が何らかの形で、入れるよう、市に働きかけていく
ことが必要。
・市民が主催するか、市が主催するかという考えには、とらわれなく
て良い。市民会議自体は、継続的に活動し、実質的に市民が主体的
に活動を行っていくとするば、市は事務局としてこれを支援すると
いう考えに立つという整理にすること分かりやすい。
■コミュニティカフェプロジェクトについて
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・中村さんより、コミュニティカフェプロジェクトについて、11月
2、3、4日のはらっぱ祭りに出店の申請書を提出したこと、また、
コンセプトとしては、はらっぱ祭りに来た人が気軽に集える、オー
プンカフェ的なものを作りたい旨の提案があり、これについて、ど
のような手順で進めるかの検討が行われた。
(質議)
・オープンカフェといっても様々な形態が考えられる。どのようなも
のイメージしているのか。
・大工さんの協力が得られないか、あたっている。机と椅子があって、
そこにパラソルがあるようなイメージ。椅子や机については、場合
によって、有りもので賄う(例えば、ビールケースに上に、シーツ
をかけて使うなど)も考えて良いと思っている。
・周辺には、セミプロ級の人たちが出店する(ヤドカリさんも出店す
ると聞いている)ので、食べ物で勝負しようとは考えていない。
・野川の野草を使ったハーブティーを出すというアイディアが出てい
る。
・小金井の農家の協力を得て、野菜販売スタンドも兼ねたものにして
はどうか。
・どんなコンセプトで展開するか、中村さんが案を作り、これをチー
ムメンバーでサポートして、プロジェクトを実行する。
・必要に応じて、プロジェクトチームメンバーで集まることも考える。
(以 上)
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小金井・まちづくり会 9月定例会のお知らせ (土肥英生) |
9月に入り、猛暑が去って、ようやく、少し涼しくなりかかっていますが、 いかがお過ごしですか。
8月はイベントがめじろ押しでしたが、その成果が少しづつ出つつあります。
今回は、コミュニティカフェプロジェクトを中心に、 小金井まちづくり条例、
公園小金井まちづくり構想の3本建てで、 検討を行うこととしています。
各々のプロジェクトは、具体的になりつつあり、面白くなってきています。 是非、御参加下さい。
日時に変更があります。
いつもは、第二土曜日で、14:00から開催しますが、 今回は、
月曜日(祝日)で13:30からとなっています。 御注意下さい。
・日時:平成14年9月16日(月)13:30〜16:30
・場所:小金井第一小学校会議室
(正門を入って反対側の校舎にある)
*お問い合わせ、参加される方は下記までご連絡ください。
(当日飛び入り参加歓迎)
・連絡先:土肥妙子
TEL :042-304-2422
FAX :042-304-2422
e-mail:taeko@globist.co.jp
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